ローカルクライマーとしての「Stone Local」

Sep 17.2020[理]

先日のブログで紹介したドキュメンタリー映画「Stone Local」

プレミア公開日は急遽家族で外食となったので、、後日改めて鑑賞した。

https://www.youtube.com/watch?v=acA4hOwmJIo

自分にとってのクライミングの映画って、DosageとかKingLinesとか最近ではFree Soloとか、すごいクライミングを体験するものだったけれど、この映画は題名通り、ローカル(地方)のクライマーが地元の岩場と向き合う日々をドキュメンタリーとしてまとめた映画。だから彼らの目線は我々と似ている気がした。

////////////////////////////////// //////////////////////////////////

「No Climbing No Life」

登場人物は皆個性的で仕事やバックグラウンドも様々

彼らの共通項は、

「No Climbing No Life」

当然、クライミング能力やスタイルもそれぞれ違う。

そしてそれぞれの人生は山あり谷あり。

大切な友人を亡くしたり、性的暴行を受けたり。。

それでも彼らは生きている。

辛くてもクライミングがあったから立ち直れたと言う。

クライミングが好きだから生きていけると言う。笑顔で。

登場人物のひとり、横山「ジャンボ」勝丘は日本アルパインクライマーの第一人者で出演した面々の中では突出した実績を持っているけれど、「アルパインルートに挑む気持ちとボルダリングの岩に挑む気持ちは同じ」だそうだ。

私は常々「ボルダリングは小さな冒険」と思っているのだけれど、同じような感覚なのだろうか。私はアルパインの経験はないけれど、きっとそうだ。

この映画の副題は「ロッククライミングの神髄を再発見する」だ。

見終わった後、自分の中のピュアな部分を掘り起こせたような気分になった。

後半は横山「ジャンボ」勝丘氏と倉上慶大氏の対談が収められていて、これも興味深かった。

「課題を登るんじゃなくて、ここ登ったら面白そうだなというところを登るんだ」

あー確かに。

ジムで課題の説明をしたのに自由に登る方がいたとする。こちらとしては少々ネガティブな気持ちになるのだけれど、その人にとっては登りたいように登っているだけなのだ。全然ネガティブじゃない。むしろ楽しんでいるじゃないか。それこそがクライミングなんじゃないか。そう思う自分がいた。